内藤 己雄
Miyu Naito
経歴
2017
三井のリハウス
久米川センターに配属
2019
三井のリハウス
桜新町センターに異動
入社を決めた理由
真剣勝負のインターンシップで知った、
お客さまの人生にとことん向き合う仕事
bonjour, Mesdames et Messieurs. Je m’appelle Naito……当社の内定式の日、私はフランス語で挨拶しました。採用担当者の無茶ぶりでしたが(笑)。幼少期から中学まで父親の仕事の関係で10年ほどフランスで生活し、大学でもフランス語を専攻。フランス語を話せることから就活の時は、周りの友人から「内藤は商社かメーカーでしょ?」とよく言われましたが、語学を活かすことにこだわりはなく、むしろ「言葉って単なるコミュニケーションの手段だし、語学が得意だからって面白い仕事ができるわけじゃない」と思っていました。
それならば、自分は何をしたいのか?と考えた時、真っ先に思い浮かんだのが「人と深く関わる仕事」。というのも、フランスで暮らしていた頃、言葉や文化の違うクラスメイトと馴染むことにとても苦労したのですが、そこで自分の得意なことで頑張ってクラスみんなを楽しませて、友達になれた時すごく嬉しかったという経験をしたからです。また、大学時代にブライダル関連の接客アルバイトをしていたのですが、その時も自分のサービスでお客さまが笑顔になってくれることが嬉しくて、職場の仲間たちと、どうすれば思い出に残る最高の結婚式になるかをよく語り合っていました。
「内藤って、人を楽しませるアイデアをよく思いつくよね」と褒められるとやる気が出て、バイトが終わってもずっと当日の接客のことを振り返っていましたし、式当日にお客さまから「ありがとう」と言われる時が最高に嬉しい瞬間でした。
これらの経験があるからこそ、語学力を活かせるというだけで就職先を選ぶのではなく、社会に出てからも人と深く関わって、相手に喜んでもらえるような仕事がしたいと思うようになりました。そう考えていた頃に出会ったのが、三井不動産リアルティでした。たまたまインターンシップの募集を見かけて、何か学ぶものがあればという気持ちで応募したのですが、このインターンシップでの経験が自分の人生に大きな影響を与えたのです。
当社のインターンシップはまさに真剣勝負。プログラムは不動産仲介営業を疑似体験するもので、採用部門の責任者がお客さま役となって自分の提案に矛盾や不足があるとどんどん突っ込んでくる。本当に容赦がなくて、何度も心が折れそうになりました。でも、その厳しさには意味があったのです。お客さまの住まいをご提案する不動産仲介営業は、お客さまの人生にとことん真剣に向き合う仕事。だから、インターンシップだとは言え、生半可な気持ちは決して許されない。そのことを学生にしっかりと教えてくれたのです。
採用担当者が学生にここまで本気で接してくれる姿勢に心を動かされましたし、本気で対応してくれたからこそ不動産仲介営業の魅力を実感できました。お客さまの人生で大きな決断となる不動産の売買で、お客さまの真剣な気持ちにお応えし、お客さまの喜ぶ姿を目にできればどんなに素晴らしいことだろう。自分は時間が経つにつれて、この仕事に惹かれていきました。やはり本当に自分の人生を捧げられるのはこの会社だと心に決めて、三井不動産リアルティを選びました。
印象に残っている仕事
プロとしてお客さまの
人生まで考え抜く、
責任の重さ
「このお客さまを担当してみないか」。私のやる気を買ってくれた上司に任されて出会ったお客さまから、「仲介営業の醍醐味」を学ばせていただいたのです。
それは、「高齢の両親のために平屋の家を探してほしい」という料理人の方からのご依頼でした。お父さまが営んでいるご実家の店舗兼お住まいを料亭に改装して、ご自身が跡を継ごうと決心され、ご両親の新しい住まいを探されていたのです。しかし、お客さまと会話を重ねるうちに、私はその選択に疑問を持つようになりました。というのも、お客さまには「とりあえずは実家を改装して継ぐものの、将来はもっと良い立地で自分の店を開きたい」という夢がありました。お客さまの人生にとって、今ご実家を改装し、さらにご両親の住まいを購入するという決断は正しいのだろうか?改装とご両親の新しい住まいの2つのローンを組むと一気に経済的な負担が重くなる。現在の勤務先である料亭を辞めると収入が安定しないリスクもある。小さなお子さまが二人いらっしゃって、これから教育費用も増える…。
将来ご自身の店舗を構えたいと思われた時、資金の余裕がなくなっているのではないか。休みの日にもこのことが頭から離れず、とことん考えに考え抜いた末に、自分が出した結論は「ここで無理をするのは、お客さまの夢のためにも、ご家族のためにもならない」ということ。ならば、ご実家は改装せずに、お客さま自身が住まいを購入されてご家庭の生活基盤を安定させることが、最も良い選択ではないか。そう考えて上司に相談すると「その考えは間違っていないよ」と後押ししてくれ、勇気を出してお客さまのもとへ向かいました。
自分の提案が、お客さまのご両親を含め、ご家族の今後の人生を大きく変えることになる。そう思うと責任の重さに押しつぶされそうになりました。でも、お客さまの幸せにつながらない提案は絶対にしたくない。プロとしてこれが最善の提案だ。そう自分を奮い立たせて、ご自身の住まいを今、購入することのメリットを丁寧にご説明。お子さまが小さなうちは、生活の基盤を安定させることがご家族の安心につながることをお話ししました。すると、黙って自分の話を聞いていたお客さまが「なるほど、内藤君の言う通りかもしれないね」と提案を受け入れてくださったのです。私が「これはお客さまの夢を応援するためのご提案でもあります。5年後でも10年後でも、ご主人さまがお店を開かれる時は必ず自分がお力になります!」と訴えると、お客さまは感激されて「絶対だよ、約束だよ。内藤君。これからも末永くよろしく」と嬉しいお言葉を頂いたのです。
その後、お客さまがご契約された新居にも何度かお招きいただき、今も親しくお付き合いさせていただいています。当社の不動産仲介営業は、お客さまの人生にとことん本気で寄り添い、プロとしての責任を全うする仕事なのだと、この案件を通じて実感したのです。
一緒に働く仲間への想い
成長できない言い訳が
許されないほど、
恵まれた環境
入社理由でもお伝えしましたが、自分は当社へ覚悟を持って入社しました。それでも、お客さまの人生にとことん真剣に向き合う不動産仲介営業は生半可な気持ちでは続かない。お客さまが望まれる理想の住まいをご提案するために、物件の調査でへとへとになるまで住宅街を歩き回る泥臭い努力も必要です。売主さまと買主さまとの間に立って条件が折り合わず、プロとしてどのように調整すべきか日々思い悩むこともある。でも、地道な努力を重ねて「これならばお客さまの幸せにつながる」と考え抜いた提案がお客さまの心に響き、その後の人生が良い方向へ変わることは自分にとって何にも代え難い喜びです。
でも、自分はまだまだ。周りの上司や先輩は自分とは比べものにならないほど、お客さまの感情の機微を察して行動しています。思い出すのは入社して間もない頃の上司や先輩達からの心のこもったアドバイス。当時、あるお客さまのご契約に至り、ご購入に必要な手続きは滞りなく進めましたが、お客さまから『契約後の引き渡しに向けた連絡がなくて残念だ』とお叱りを受けたことがありました。その時、上司からは「人生で大切なお住まいを購入した時、内藤だったらどんな気持ちになる?実際に住むまでしっかりと手続きが進んでいるかどうか、気になってしょうがないはずだよ」「どんな時もお客さまの気持ちを考えて行動することが、この仕事ではとても大切なこと。そこはしっかり学んでいこう」と指導されました。そして先輩は「お客さまのために尽くす姿勢が内藤にはある。その姿勢があれば必ずできるようになるよ」と責めることなく声をかけてくれました。
こんなに恵まれた環境でキャリアを積んでいるのですから、必ず成長できると確信しています。これからも不動産仲介に取り組む覚悟を一層強くして自分と関わったお客さま全てを幸せにできたと、心から誇れるよう努力を重ねていきたいと思っています。
OPEN
MOTIVATION
GRAPH
モチベーショングラフ
希望通りの配属、
でも理想と現実の
ギャップも
SCHEDULE
1日のスケジュール
9:15 | 出社。メールチェック及び新着物件チェック、朝礼 |
---|---|
10:00 | お客さまご来店。契約後の住宅ローンや決済までの流れをご案内 |
11:30 | お客さまご来店。売却相談や媒介取得の打ち合わせ |
13:00 | 昼休憩 |
14:00 | 購入希望のお客さまをご案内 |
17:00 | 案内振り返り、契約準備、残金決済準備など |
18:00 | お客さまフォロー |
19:00 | 退社 |
PRIVATE
プライベートについて
同期と過ごす時間が刺激に。
“家を買うこと“を
若手世代に広げていきたい。
入社前は定休日が平日であることに対しやや不安だったのですが、平日はどこも空いていて過ごしやすいですね。同期とは仲が良く、何かイベントがあれば休日に集まることもあります。先日は、マンションを買った同期の引越し祝いをしました。以前でしたら住まいは「一生に一度のお買いもの」でしたが、価値観も多様化して、購入に対する考えもさまざまです。自分と同じくらいの年齢で家を購入する社員も多くいます。今後は、自分たちのような若い世代に対しても家を購入することのメリットや情報を発信することで、住宅購入に対する新たな視点をお伝えしていきたいと思っています。
内藤 己雄
リテール事業本部
営業九部
三井のリハウス 桜新町センター
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関根 健一
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事業グループ