栗原 みのり
Minori Kurihara
経歴
2017
三井のリハウス
練馬センターに配属
2019
三井のリハウス
ひばりが丘センターに異動
印象に残っている仕事
私に自信と誇りを与えてくれた、
お客さまとの出会い
私の机の引き出しには、どんな時でも私を奮い立たせてくれる一通の手紙があります。それは、私が入社1年目に出会ったお客さまから頂いたものです。そのお客さまは、物件の購入をご検討されていた40代の単身の女性でした。しっかりと人生設計をなされており、物件の立地や価格、セキュリティ体制等あらゆる面においてご希望の条件が明確でいらっしゃいました。すべてのご要望を満たして差し上げたいところですが、実際は非常に難しく、新人の私は上司や先輩に相談しながら、なんとかいくつかの条件に合いそうな物件の情報を集めてはお客さまに提案したのですが、「大きな買い物なので、妥協はしたくないです・・・」とお断りされることが続きました。
そんな日々が半年以上続いた頃でしょうか。「これだ!」という物件をやっと見つけた私は、すぐにお客さまに連絡しました。すると、「イメージ通り。ぜひ購入したいです。」と非常に気に入っていただき、一気に話が進んだのです。これまで粘った甲斐があったと、私も飛び上がるくらい嬉しかったのですが、問題はここからでした。
なんと、その物件の売主であるA様が引っ越し先に決められていた物件の所有者B様が、渡航先でトラブルに見舞われ、引き渡しができない可能性が出てきたというのです。つまり、A様とB様の間で契約が成立しなかった場合、当然こちらもA様の物件を購入できないということになります。自分の力が及ばないところで問題が発生してしまい、焦りと不安が込み上げました。しかし、事情を知ったお客さまは、「それでもここに住みたい気持ちは変わりません。栗原さんにお任せしたいです」そうおっしゃってくださったのです。この半年のお付き合いの中で、新人の私を少しでも信頼してくださっていたことを嬉しく思うと同時に、「どんなに難しくても辛くても、この方のために必ずやり遂げよう!」と心に決めた瞬間でした。
それからは、激動の日々。参考になる事例が少ないため、確固たる答えがない中で、上司や司法書士の先生とリスクを回避しつつ契約を結ぶ方法を模索していきました。時には、A様と海外にいるB様のやり取りに私が介在することもあり、さまざまな法律が絡む複雑さとそれに対する自身の未熟さに、正直心が折れそうになる時もありました。しかし、そんな時こそお客さまの言葉を思い出し、何とか希望をかなえて差し上げたいという一心で、関連する法律や管理規約等をひたすらインプットし、あらゆる事態に対応できるよう準備を心掛けました。
最終的に無事成約できた時は心から安堵しましたが、それ以上に胸を熱くしたのは、お客さまからの手紙にあった「この数カ月は、栗原さんのおかげで楽しい住まい探しになりました。力を尽くしてくれてありがとう。あなたならきっと良い営業になれると思います、頑張って!」という言葉です。私は、本当にやり抜いて良かったと心から思いました。その手紙は今も机の中の目に触れるところにしまっており、読むたびに全身に力がみなぎります。
この一件で、「自分を信頼してくださるお客さまがいる限り、どんなに困難な状況も乗り越えられる」という自信が付きましたし、こんなにも感謝の気持ちを伝えていただけるこの仕事を改めて誇りに思うきっかけになりました。
営業として大事にしているスタンスとプロ意識
海と空以外、
何でも扱える
知識を持つのがプロだ
「三井不動産リアルティの営業に一番求められるものは何だと思う?」就職活動中、当社の面接官からそんな質問を受けました。私は単純に、営業なら成績を上げることなのではないかと思ったのですが、その面接官は「知識だよ。プロなら海と空以外何でも扱えるようにならなきゃ駄目なんだよ。」と言ったのです。その言葉に感銘を受け、私は『プロとして仕事がしたい。入るなら絶対にここだ!』と心に決めました。
実際に当社で経験を積み、その面接官の言葉に嘘はなかったと感じています。私自身、土地や住宅、ビル、商業施設など、海と空を除いてありとあらゆる不動産の売買に携わりました。そのたびに、人々の暮らしが変化していく様を目の当たりにし、この仕事の社会への影響力や貢献度の大きさを実感してきました。特に、現在私が所属している個人のお客さま向けの不動産仲介部門は、人生で最も大きなライフイベントの一つである「住まいの購入」に携わらせていただくことが多いため、その影響力をより直に感じます。だからこそ、お客さまそれぞれの想いや価値観を理解し、最適な住まいをご提案するには“プロとしての知識”が必要不可欠であると思っています。
例えば、住宅ローンに関する知識です。物件を購入されるお客さまの多くが住宅ローンを組まれるため、ご相談いただいた際にご希望のローンが通りそうかどうかをすぐに検証してお答えできれば、お客さまの安心感やスムーズな契約に繋げることができます。それには、銀行員以上の知識が必要です。2つ目には、リフォームに関する知識です。物件購入後にリフォームを希望されるお客さまが多くいらっしゃるので、その場でご希望のリフォームが可能かどうかに加えて、予算や工期などの目安を提示できれば、工事や暮らしのイメージが明確になります。3つ目に、都市計画法に関する知識です。ご購入されたマンションが、将来再開発等によって取り壊される可能性があれば、お客さまにご負担をかけることになってしまいます。情報は常にアップデートし、例え些細なことや物件の購入の妨げになりそうなことでも、決して隠さずに説明することで問題を未然に防ぐことができます。
以上は一例に過ぎませんが、知識の引き出しを一つでも多く持っておくことは、契約をスピーディかつ安全に進めるだけでなく、お客さまの安心や信頼にも繋がるのです。人々の暮らしの根幹を支えるプロとしての責任を持ち、「任せてよかった」と思っていただける営業を目指して日々努力し続けています。
一緒に働く仲間について
頼っていいと
教えてくれたのは先輩だった
世間では「人の三井」とよく言われますが、入社して改めて『当社は本当に人の魅力で成り立っている』と実感します。不動産の営業は、数字に貪欲で個人プレーというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、当社にはそのような雰囲気は全くありません。先輩方は、後輩のことを本当によく気にかけてくださいます。私自身も、お客さまから感謝の言葉をいただけるまで成長できたのは、周りの先輩方にさまざまなことを教えていただいたおかげだと思っています。
例えば、「情報の透明性を保つこと」の大切さです。私が尊敬している先輩は、「恐れながら、お客さまがお調べいただいた物件は、お客さまには合わないと思います。こちらの物件はいかがでしょうか?」「お客さまの理想にかなう物件は、このエリアではこちらの物件以外今後しばらくは出てこないと思います。この物件をお買い求めいただけますか?」と、どんな事実もはっきりお伝えします。
初めて同行したときは、「そんなにはっきり言って大丈夫なのかな?」と心配になりましたが、不思議とお客さまは「よく分かりました。あなたのおっしゃるとおりにします」と一任してくださるのです。それは、お客さまの価値観や想いを適切に読み取る力や、どんな状況でも納得させられる知識や経験が備わっていることはもちろんですが、「正直に、誠実に、事実を伝えてくれている」という安心感が、この人に任せたいという信頼に繋がるのだと思います。そしてそれは、対お客さまだけでなく、対メンバーでも同じであると実感しています。
私は以前、お客さまとのお付き合いで行き詰ることがあると、「周りに迷惑をかけたくない。一人で完結しなければ」と問題を抱え込みがちでした。しかし、先輩がお客さまと接する姿を見ているうちに、「問題を包み隠さずに話すことは、お客さまに対しても一緒に働く仲間に対しても同じくらい大切なことなのではないか?」と思うようになり、意識してメンバーに問題を共有するようにしたのです。すると、自分では気付かなかった視点や考え方をその都度知ることができ、お客さまへの提案が上手くいくようになるだけでなく、対応力の面で自分自身の成長を感じるようになりました。
まだまだ先輩方には及びませんが、いつかはそこまでたどり着きたいですし、そのために今自分ができることに全力で取り組んでいきたいと思っています。私の座右の銘は「至大至剛」。営業としてこの上なく大きく、強くなって、お会いするすべてのお客さまから「栗原さんにお任せしたいです」と信頼いただける存在になりたいと思っています。
OPEN
MOTIVATION
GRAPH
モチベーショングラフ
困難な壁にも
ぶつかりながら、
先輩や上司に
支えられて上昇
SCHEDULE
1日のスケジュール
9:00 | 出社。メールチェック及び新着物件チェック、朝礼 |
---|---|
10:00 | 各所連絡、資料収集や送付、物件写真の撮影や役所調査など |
12:00 | 昼休憩。その後、顧客への連絡など |
13:00 | 契約に向けての資料収集や調査、物件訪問など |
16:00 | 帰社してデスクワーク。HP掲載物件情報の更新や取引先への連絡 |
17:00 | お客さまへ物件紹介や状況確認の連絡、資料作りなど翌日の準備 |
18:30 | 退社 |
PRIVATE
プライベートについて
負けず嫌いの、打たれ弱い私を
受け止めてくれる同期たち
同期との繋がりは深く、楽しいときはもちろん落ち込んだ時にも、ともに分かち合うのが一番です。あとは同じセンターのメンバーともランチや飲みにも行きます。自主的に繋がりを持とうとしている人が多く、「みんなで助け合って高みを目指そう」という姿勢が、心地よいと感じています。早く帰れるときは定時の18時には帰りますし、週3回のジム通いは体力維持のために欠かせません。これまでは部活でしっかりと体を動かしていたので、仕事もジムもストイックに取り組めるところに身を置いて頑張っています。
栗原 みのり
リテール事業本部
営業四部
三井のリハウス ひばりが丘センター
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