2017年 年頭所感
~従来のビジネスモデルに安住せず、人材力とデジタル活用力を強化~
2017年1月5日
三井不動産リアルティ株式会社
代表取締役社長 山代 裕彦
年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年の日本経済は、雇用や所得環境の改善が続く中、個人消費は底堅く推移し、緩やかな回復基調が続きました。株式市場は、アジア新興国などの経済成長に対する減速懸念や英国のEU離脱問題などで不安定に推移したものの、米国大統領選挙後は、新大統領就任後の米国の景気拡大への期待感から対ドル円相場が下落し、上昇に転じました。
不動産仲介マーケットにおいては、国の住宅取得支援策に加え、日本銀行のマイナス金利政策により住宅ローンの金利が低水準で継続し、当社におきましても、昨年の売買仲介取扱件数は前年を上回り、良好な業績をあげることができました。駐車場事業におきましては、昨年6月に駐車場運営管理台数が20万台を突破し、その後も順調に拡大しているほか、昨年11月には駐車場シェアリングビジネスにも参入し、好調に推移しています。
社会・経済の成熟化と市場のグローバル化が進み、お客さまの価値観やニーズは個別化・高度化・複雑化しており、質の高いサービスが求められる時代となりました。お客さまの多様なニーズにお応えするために、本年は当社の核である人材力と情報力をさらに高め、質の高いサービスを提供してまいりたいと考えております。
また、当社を取り巻く環境においてもICT分野における技術革新の波が押し寄せており、デジタルを活用したシェアリングエコノミーに類するサービスは、日本国内での普及が期待されています。現在展開している、カーシェアリングと駐車場シェアリングについては、お客さまの利便性向上を目指してサービスの拡大を図り、積極的に取り組んでまいります。
最後になりましたが、本年も皆さまの一層のご理解とご支援をお願い申し上げるとともに、本年が皆さまにとって実り多い一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
本件に関するお問い合わせ
三井不動産リアルティ株式会社
企画部広報グループ
TEL:03(6758)4062